職業訓練の申込は、住所を管轄するハローワーク(公共職業安定所)になります。
ただし、申し込む前には訓練相談が必要です。
場合によっては、申込を受け付けない場合があります。
職業訓練に通う必要があるかどうか、ハローワークが判断するからです。
そのために事前相談が必要になります。
■目次
職業訓練申込から入校までの流れ
- ハローワークにて訓練相談を行なう
- 各訓練コースの検討、各訓練校の施設見学会への参加
- ハローワークへ受講申込
- 選考(筆記・適性・面接等)を受ける
- 合格手続き
- 入校
1.訓練相談
まずは最寄りハローワークで相談をしましょう。
そこで職業訓練の制度の説明を受けたり、現在どのような訓練を募集しているのかの情報を得ます。
必要があればパンフレットを集めましょう。
ハローワークに行けば今募集中のパンフレットが置いてあります。
職業訓練には大きく2つの制度があります。
公共職業訓練と求職者支援訓練です。
それぞれ制度としての特徴があるので、自分はどちらに該当するのか、給付は受けられるのか等も確認しましょう。
本当に訓練を受ける必要があるのかも相談した方が良いかもしれません。
職業訓練を受けるのは自分自身です。
時間を費やしてでも受講する価値があるのかどうか相談してみましょう。
2.各訓練コースの検討、各訓練校の施設見学会への参加
職業訓練校ではほとんどのコースで施設見学会を行なっています。
実際に足を運んで以下の内容を確認しましょう。
- 訓練場所が遠かった
- 建物が汚かった、教室が机が狭かった
- 先生方の雰囲気が悪い
- 訓練校に何も求人がなかった
- 使っているソフトが古いバージョンのままだった・・・等
また、ハローワークでも職業訓練説明会を実施しています。
複数校集めてコース説明を行います。
職業訓練は長い期間通わなければなりません。
無駄な時間にならないように、見学会には是非参加をお奨めします。
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職業訓練を選ぶ大切な5つのポイント
職業訓練校 コースの選び方
3.ハローワークへ受講申込
住所管轄のハローワークへ申込を行います。
求職者支援訓練の申込の場合は、申込書をハローワークで受け取る必要があります。
公共職業訓練の場合は、パンフレットに付属している場合がほとんどです。
必要事項をすべてボールペンで記入し提出しましょう。
※記入する文字は丁寧に書きましょう。履歴書と同じく修正液は厳禁です。
鉛筆で下書きしましょう。間違った場合は二重線を引き訂正印を押印します。
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4.選考(筆記・適性・面接等)を受ける
・公共職業訓練の場合
選考は様々です。書類選考のみのコースもありますし、筆記・適性・面接、すべて行うところもあります。インターネットに過去問もありますので事前に確認しましょう。
・求職者支援訓練
ほとんどの学校で面接があります。まれに筆記試験があるようです。
時間は短いので、いかに就職意識が高いかをアピールしましょう。
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職業訓練校の面接に合格するポイント
職業訓練を受講するには、必ず入校選考を受ける必要があります。 入校選考に合格しないと職業訓練に通うことはできません。 入校選考の内容は訓練コースによってさまざま。 受講申込のみで選考することもあります ...
5.合格手続き
選考結果通知書、または合格通知書が届きましたら、入校日までに住所管轄のハローワークへ手続きに行きましょう。また、公共職業訓練の場合、学校へも手続きが必要な場合があります。
※手続きに行かなかった場合、合格が取り消されるので注意が必要です。
6.入校
晴れて訓練の開始日です。これからの訓練生活をお楽しみください。
雇用保険受給者の方は、住所管轄のハローワークへ雇用保険の手続きが必要です。
まとめ
職業訓練の申込から訓練初日までの流れを説明してきました。
職業訓練は短くても3ヶ月、長いコースだと2年。
時間の無駄にならないように、まずは今後の方向性を考えていきましょう。
職業訓練に通うということは、新しい分野への挑戦。
必要なスキルを身に付けて果敢に挑んで行きましょう。