職業訓練の役に立つ話

訓練校・講師について

2013年12月5日

訓練校・講師について

各々職業訓練のコースによって異なると思うのですが、コースによっては複数の講師が入れ替わり担当する場合もあります。

それぞれ得意分野の講師を招き講義を行うのです。1日のみ担当する講師もいます。

 

講師のレベル

講師のレベルは様々です。

実務経験が豊富で実践的な講師もいれば、資格しか取得していない実務レベルに乏しい講師もいます。

講義外に多くの時間を割いて準備してくる講師もいれば、そうでない講師もいます。その訓練校(学校)の専任の講師もいれば、本業では食えないために副収入として講師をしている人もいます。同じ訓練校の卒業生が講師をしている訓練校も多くあります。

はっきりと言えば、講師の質も様々です。

私が思う良い講師というのは、生徒に飽きさせないということです。眠るような授業であれば、訓練に通う意味がありません。中にはテキスト通り一方的に進めるだけの講師もいます。これではひとりでテキストを勉強しているのと変わりませんし通う意味もありません。

せっかく通ってまで訓練に来ているのですから、ここでしか学べないことを教えてほしいのです。テキストには書いていない実務レベルの話やウラ話などは就職してからとても参考になると思います。

講師の仕事は大変だ

では参考までに、講師側から見た場合はどうなのでしょう。決められたテキスト範囲から決められた時間内に生徒に伝えなければなりません。

まずはスケジュールを立てます。

これだけのことをこの期間にやらなければならない、であれば初日はここまで終わらせよう。2日目はここまで。3日目の最終日は午後からグループワークを行いどれくらい理解しているかを確かめよう・・・などと、その段取りを行います。

テキストでは理解し難いところは別途わかりやすい資料を作成する必要も出てきます。質問はすぐに答えられるよう準備をする必要もありますし、生徒によっては理解度や前提知識は異なります。パソコンを定年退職してから学ぶ方と20代で十分使いこなしている人もいるわけです。

授業中に眠る人も当然いますし、中にはいじわるな質問や講義に関係ない個人的な質問をする生徒もいます。

いろいろな生徒を相手にする講師も楽ではないのです。

そして共通して言えることは、”講師の仕事は薄給だ”ということです。

 

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