職業訓練校には、老若男女、さまざまな人が集まってきます。
ですが、訓練コースによっては、ある程度の偏りも見られます。
WEB系には比較的若い人が多く、事務や医療系は女性の方が多い。逆に技術系は男性の方が多い傾向にあります。
このように訓練コースによっては、性別や年齢層の違いがあります。
では、クラスの雰囲気はどうでしょうか?
クラスの雰囲気は就業意欲に比例する
クラスの雰囲気は就業意欲に比例してきます。真面目に訓練に取り組み、早くスキルを身につけ就職しようと思っている人が多いクラスほど雰囲気は良いと言えるでしょう。
ともに切磋琢磨してがんばれる環境にあるからです。資格取得にしても時間外で勉強会を開いたり、ともに目的をもって高めあえるからです。
逆に、中には雇用保険受給の延長目的の人や、給付金目当ての人もいます。他にも仲間探し(飲み、寂しさから、異性探し等)で学生気分が抜けない人、カルチャースクール気分で来ている人もいます。本来の目的である”就職”は二の次の人です。こういう人が多いクラスは雰囲気を悪くします。
他にも訓練に多くのものを求めすぎていて、毎日不平不満を口にする人もいますし、授業中に関係ない個人的な質問をして授業の流れを止めたりする人もいます。平気で遅刻をしたり、おしゃべりを繰り返し周りに悪影響を与える人もいます。
多くの人と共に講義を受けるわけですから、クラスメートの”質”がとても重要になるのです。
クラスメイトは運次第
どのような仲間が集まるのかは、もう運としかいいようがありません。
普通の会社では上司、部下、同僚、お客様といろいろな関わりの中で自分の居場所を把握します。ですが、訓練校では基本的に年齢の幅はありますが同じクラスメートです。上も下もありません。ですので、皆で協力して良いクラスの雰囲気を作っていく必要があります。
そういう中で自然とリーダーのようなまとめ役が出てきたりします。良いリーダーの場合は訓練が終わってからも定期的に近況報告をするために集まりを開いたりします。
学ぶ環境は大事です
意外に見落としがちなのが環境です。
古い建物の場合、冷暖房の調整ができないところがあります。暑かったり寒かったりでは授業に集中できません。また、近くに食事を摂るところがあるかも気になるところです。長く通う場所ですから、事前に見学会や説明会に参加して環境を確認しておきましょう