職業訓練の役に立つ話

職業訓練で行うスピーチについて

2013年12月5日

職業訓練で行うスピーチについて

多くの職業訓練校では、日直の仕事があります。
日直の仕事とは、起立、礼等の号令をかけたり、黒板(白板)を消したり、戸締りをしたりと色々とやることがあります。他にも、スピーチをやる訓練校も多いようです。

人前で話すことが苦手な人にとっては、本当にスピーチは嫌なものです。
大勢の前で話をするなんて緊張して苦手な人が多いと思います。でもなぜ訓練校はスピーチを実施しているのでしょうか?

 

スピーチを行う理由とは

その理由としては、以下の3つが挙げられます。

1.自分を知ってもらうため

スピーチの第一の目的は自分を知ってもらうためです。
老若男女、色々な方々が集まる場です。なかなか接点がないと他の人の話などは聞けません。一緒に学ぶ人がどういう人物なのか、どのようなものに興味があるのか、どのような考えを持っているのかなど知り得る貴重な場でもあります。

2.情報共有のため

人それぞれ生まれ育った環境や、経験した事柄は違います。知識も話題も違います。自分の知らないことを知る機会でもあります。 スピーチの場合、多くの人は自分の体験談を話します。嬉しかったこと、悲しかったこと、苦しかったこと、感動したこと、役にたったことなどです。 仕事のことであったり、就活のことであったり、趣味のことであったり、これからの人生で役に立つことをたくさん聞くことができる情報共有の場でもあるのです。自分の好きなモノ、興味があることを話し、共有の友人を見つけるまたとないチャンスでもあります。

3.人前で話すことの練習

新しい仕事に就いた場合、人前で話をする機会は多くなります。その時のための練習としての場となります。 特に若い人は大勢の前で話す機会というはあまりなかったと思います。 仕事で失敗は出来ませんが、訓練校はただの学びの場です。失敗が許される場なのです。いろいろな人のスピーチを聞いてたくさん勉強しましょう。

以上3点がスピーチをする理由かと思います。

自分を少しでも知ってもらう場として、自分の知っている事で役立ちそうな話の共有の場として、そして人前で話すことの練習として、前向きにチャレンジしましょう。前向きにチャレンジしていれば、必ず面接の場でも、就職してからも役に立つことは間違いありません。職業訓練には、老若男女、いろいろな人が集まってきます。

WEB系には比較的若い人が多く、事務や医療系は女性の方が多い。逆に技術系は男性の方が多い傾向にあります。

では、くらすの雰囲気はどうでしょうか?

クラスの雰囲気は就業意欲に比例する

クラスの雰囲気は就業意欲に比例してきます。真面目に訓練に取り組み、早くスキルを身につけ就職しようと思っている人が多いクラスほど雰囲気は良いと言えるでしょう。

ともに切磋琢磨してがんばれる環境にあるからです。資格取得にしても時間外で勉強会を開いたり、ともに目的をもって高めあえるからです。

逆に、中には雇用保険受給の延長目的の人や、給付金目当ての人もいます。他にも仲間探し(飲み、寂しさから、異性探し等)で学生気分が抜けない人、カルチャースクール気分で来ている人もいます。本来の目的である”就職”は二の次の人です。こういう人が多いクラスは雰囲気を悪くします。

他にも訓練に多くのものを求めすぎていて、毎日不平不満を口にする人もいますし、授業中に関係ない個人的な質問をして授業の流れを止めたりする人もいます。平気で遅刻をしたり、おしゃべりを繰り返し周りに悪影響を与える人もいます。

多くの人と共に講義を受けるわけですから、クラスメートの”質”がとても重要になるのです。

クラスメイトは運次第

どのような仲間が集まるのかは、もう運としかいいようがありません。

普通の会社では上司、部下、同僚、お客様といろいろな関わりの中で自分の居場所を把握します。ですが、訓練校では基本的に年齢の幅はありますが同じクラスメートです。上も下もありません。ですので、皆で協力して良いクラスの雰囲気を作っていく必要があります。

そういう中で自然とリーダーのようなまとめ役が出てきたりします。良いリーダーの場合は訓練が終わってからも定期的に近況報告をするために集まりを開いたりします。

学ぶ環境は大事です

意外に見落としがちなのが環境です。

古い建物の場合、冷暖房の調整ができないところがあります。暑かったり寒かったりでは授業に集中できません。また、近くに食事を摂るところがあるかも気になるところです。長く通う場所ですから、事前に見学会や説明会に参加して環境を確認しておきましょう

 

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