職業訓練で車の免許は取れるのでしょうか。
我々が普通に言う「車の免許(普通免許)」ですが、
職業訓練(公共職業訓練・求職者支援訓練)では残念ながら車の免許を取るコースはありません。
一部、重機(クレーン、フォークリフト、ユンボ)が取れるコースはあります。
また自動車整備士のコースなどもありますが、免許関連はありません。
普通免許を取得するには総額で30万円くらいかかります。
就職するにあたり運転免許は必要なものですが、残念ながら今はありません。
ですが、教育訓練給付金では、特定車の免許取得費用(中型、大型、普通二種)の補助を受けることはできます。
補助の学は受講費用の40%(上限20万円)が訓練終了後に支給されます。
教育訓練給付金が利用できる車の免許
教育訓練制度も雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的としている国の制度です。
教育訓練制度についての詳しい内容については、教育訓練制度についてをご覧ください。
今現在、教育訓練給付金が利用できる車の免許は以下の通りです。
普通免許は一般的な普通自動車や軽自動車が運転できる免許です。
AT(オートマチック)車のみが運転できるAT限定免許とAT/MT(マニュアルタイプ)の両方が運転できるMT免許があります。
中型免許は準中型免許と中型免許(第一種と第二種)があります。主に6.5トン未満のトラックやマイクロバスなどが運転できます。
大型免許は(第一種と第二種)があり、6.5トン以上のトラックやダンプカー、大型バスなどが運転できます。
普通二種免許はタクシーやハイヤーなどの旅客自動車を運転することができます。介護タクシーも二種免許が必要です。
教育訓練給付金を使用した場合の具体的な金額
教育訓練給付金は、受講費用の40%で上限が20万円です。
<参考例>
受講費用の40%の補助がでますので、かなりの額になります。
まとめ
残念ながら通常の職業訓練のコースでは、車の免許をとるコースはありません。
関連する職種としては、玉掛け・フォークリフト、クレーン関係など工事現場などで使われる重機を取得できるコースはあります。
しかし会社を辞めて、トラックドライバーやタクシー(介護含む)などの仕事を考えている場合は、教育訓練制度が利用できる自動車教習所へ通った方が良いでしょう。
普通に通うよりも40%もお得になります。