近年のネイルブームに伴い、ネイリストになりたいという女性もどんどん増えています。
ネイリストを養成するのが本コースです。
ネイリストが扱う技術には、爪の形を整えたり表面を磨いて手入れを行う「ネイルケア」、爪にマニキュアを塗る「カラーリング」、ネイルに色々なデザインを施す「ネイルアート」、傷んだり欠けた爪の補修や修復をする「リペアー」などがあります。
訓練内容
実技だけでなく接客スキルも習得も
ネイルの基礎・ジェルネイルの基礎・サロンワークに必要な接客マナーやコミュニケーション能力などを学びます。
ネイリスト経験豊富な講師のデモンストレーションを見て、相モデルやセルフで実践しながら授業が進んでいきます。
最近のネイルサロンでは必須になってきているマシーンを使った授業やネイルサロンで人気のある最新のジェルアートを学ぶ授業もあります。
※ネイルマスター養成科(4ヶ月コース例)
科目 | 科目の内容 | 時間 | |
---|---|---|---|
学科 | ネイル理論 | ネイルの歴史、ネイル技術体系、爪の構造と働き、皮膚科学、整理解剖学、爪や皮膚の病気とトラブル消毒法、トリートメント理論、化粧品学、プロフェッショナリズム、ネイルカウンセリング、サロン環境、ジェルネイル基礎理論 | 20 |
色彩学 | 色彩理論(基礎・応用・配色)、カラーコーディネーション | 12 | |
顧客対応知識 | 受付応対、接客時に必要な対応力 | 6 | |
化粧品販売知識 | 化粧品販売、接客時に必要な知識 | 3 | |
実技 | ケアカラー実習 | ファイリング、キューティクルクリーン、ポリッシュオンオフ、ハンドトリートメント | 44 |
アート実習 | フラットアート、チップアート | 18 | |
ジェルネイル実習 | ジェルフローター、ジェルベースアート | 28 | |
ジェルアート実習 | ジェルデザインアート、ストーンアート | 48 | |
イクステンション・リペア実習 | チップラップ、爪の補強、ジェルチップオーバーレイ、ジェルスカルプチュア | 30 | |
マシーン実習 | プレパレーション 、ジェルオンオフ | 30 | |
フット実習 | フットケア・角質除去、フットトリートメント、フットジェルアート | 12 | |
化粧品販売実習 | 化粧品の使用・提案実習 | 3 | |
サロンワーク模擬実習 | サロンワークの流れ、接客、施術方法 | 30 | |
トータルテクニック実習 | カウンセリングから学習内容の総合実習 | 57 |
ネイルの授業以外に、色彩学、メイクなどの授業や企業実習などもあります。(実際に営業しているネイルサロンへ行き、プロの施術や接客をサロンワークを間近で感じ、体験する授業)
ネイルサロンでプロネイリストの技術を見学したり、実際にネイリストが使用している材料を手にする授業もあります。
主な取得可能資格
- ネイリスト技能検定試験1級、2級、3級
- JNECネイリスト技能検定1級
- JNAジェルネイル技能検定 初級、中級、上級
- 色彩検定3級
- ネイルサロン衛生管理士
資格の合格率
◆日本ネイリスト技能検定
※2022年秋季(10月)実績
2022年10月 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
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1級 | 2,822人 | 1,446人 | 51.2% |
2級 | 3,515人 | 2,105人 | 59.9% |
3級 | 8,203人 | 7,431人 | 90.6% |
まとめ
ネイリストになる早道は学校に通うことです。
それはネイルスクールでも職業訓練校でも構いません。ある程度技術を身に付けている方を採用する傾向にあります。
ネイルスクールでは30万円程(24回)の受講料がかかるのがネックです。
職業訓練では、基本的なネイルケアから最先端のネイルアートまで、ネイルに関する技術を身につけることができます。他にも接客対応などのお客様に対しての必要な知識を身に付けることもできます。
ネイリストは、資格や実績があれば多少のブランクがあっても比較的再就職は難しくありません。経験を積んでいけば、お客様への提案をすることにより指名にも繋がるでしょう。
マンションなどの一室を利用して独立開業も可能な仕事です。